岩城弁護士の過労死問題最前線(春告鳥第13号)
◆2020年10月30日、「令和2年版過労死白書」が公表されました。過労死等の実態把握のための調査研究として行った、労災認定事案の分析、企業の労働者等に対するアンケート調査結果、疫学研究等の分析の報告などが紹介されています。厚労省のホームページで誰でも読めますので、ぜひご覧ください。 ◆11月10日…
岩城弁護士のブログです。
◆2020年10月30日、「令和2年版過労死白書」が公表されました。過労死等の実態把握のための調査研究として行った、労災認定事案の分析、企業の労働者等に対するアンケート調査結果、疫学研究等の分析の報告などが紹介されています。厚労省のホームページで誰でも読めますので、ぜひご覧ください。 ◆11月10日…
◆今年3月ころから始まった新型コロナウイルス感染拡大の中で、医療、公務、保健、介護、運輸などの分野で過重労働が蔓延しています。また、一般の企業でも会社に出勤せずに働くリモートワークが広がり、労働時間の長時間化やストレスの増大、作業環境の悪化が指摘されています。過労死弁護団全国連絡会議では5月9日と6…
◆専門職で働きすぎや過労死が深刻な問題となっている医師や教職員の働き方改革のあり方が検討されていますが、医師については一部の医療機関や研修医に年間1860時間もの殺人的な時間外労働を容認したり、教員についても一年単位の変形労働時間制を導入して現状を追認するなど、長時間労働の現状の改善にはほど遠いもの…
◆2018年5月に過労死弁護団が過労死・過労自殺の労災認定基準の改定について意見書を提出しましたが、2019年3月以降、これを踏まえた厚労省と過労死弁護団の協議や、超党派議員連盟との合同勉強会、国会の厚生労働委員会での質問などが始まっています。これらの認定基準は過労死防止法制定以前に作られたものであ…