過労死家族の会・支援団体
過労死家族の会と支援組織
「大阪過労死を考える会」(通称「大阪家族の会」)は、1990年12月、大阪近辺の過労死遺族と支援者が互いに学び合い、励まし合うとともに、過労死問題を社会に発信していくことを目的に結成されました。岩城弁護士は同会に当初から関わり、その発展を支援してきました。会の世話人会や例会には、当事務所の相談室を提供しています。会員の中には、自分の事件が解決・終了した後も会員として残り、後進の遺族の闘いを援助・支援している方も多くいます。また、1991年11月には「全国過労死を考える家族の会」が結成され、大阪の会を含め全国16の地域に家族の会が結成されています。
当事務所は、これら全国と各地の家族の会と積極的に連携し、過労死遺族の闘いと過労死をなくす活動を支援しています。
また、過労死・過労自殺(自死)の取り組みを進めるには、過労死問題に精通した医師、その業界の実情に詳しい労働組合や「いのけんセンター」などの協力が有益な場合もあります。岩城弁護士と当事務所は、これらの専門家や労働団体との幅広いネットワークを活かして、連携や協力を得るなどしています。
さらに、事案によっては、被災者の職場の同僚や友人・知人、労働組合の人たちと一緒に「○○さんの労災認定を勝ち取る会」といった支援組織を作り、証拠収集や署名活動、裁判傍聴などに協力してもらうことが有益な場合もあります。岩城弁護士はこれまでに数多くの支援の会の結成を働きかけ、その協力を得て労災認定や裁判の勝利を勝ち取ってきました。
ご相談者の事案やご意向に応じて、各地の「過労死家族の会」を紹介したり、支援の会の立ち上げなども視野に入れて取り組みを進めています。