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2021年5月25日 第20回過労死等防止対策推進協議会が新「大綱案」を了承(弁護士 岩城 穣)

 5月25日、厚労省主催の「第20回過労死等防止対策推進協議会」が東京で開催され、岩城弁護士も委員の一人としてzoomで参加しました。
 協議会は、過労死等防止対策推進法に基づき各分野から20人の委員によって構成され、政府の過労死防止対策の立案・遂行について意見を述べる機関です。
 政府が行っていく過労死防止対策をまとめた「過労死等の防止のための対策に関する大綱」は3年に一度見直されることになっており、昨年11月の第17回協議会以降、2回目の見直しについて議論がなされてきました。
 その過程で、本年3月1日と4月15日の2回にわたって、過労死遺族の委員4名(寺西笑子、工藤祥子、高橋幸美、渡辺しのぶ)と黒田兼一(過労死防止学会会長)、川人博、私の7人の委員の連名で大綱改正についての詳細な意見書を提出してきましたが、その相当部分を新しい大綱案に取り入れていただくことができました。
 本日の協議会で私は、そのことに感謝の意を伝えるとともに、過労死防止に努める民間団体として、新大綱の周知と実現に努力していきたいとの意見を述べました。
 今回了承された大綱案は、今後の微調整を経て、6月中旬から約1か月間パブリック・コメントの募集を踏まえて完成され、7月下旬に閣議決定される見込みです。
 3年に一度の大きな課題をやり終え、ほっとしています。
 なお、協議会でのこれまでの議論や資料は、厚労省の協議会のサイトに掲載されていますので、ぜひご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000061675_224293.html

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